ひろいの徒然ブログ

アパレル生産管理自営の日々や子育て

アパレルの悪い習慣(労働編)

人は財産です

これは絶対です!ここを大切に考えていない企業は、早かれ遅かれ倒れていくと思います。

今回の表題にある労働に関して、まだこれから書いていく内容のようなやりかたをしているようでしたら、ぜひ考えを変えて欲しいです。

立場は縫製現場ですが、全体として書いていきます。

 

①お給料(賃金)や利益問題

低すぎます。一言に尽きます。

立場によっても変わりますけどね。ざっくり言うと一番しんどい思いをしているであろう人たちが、一番不遇ということです。

川下なら販売員さん(ショップ店員さんなど)

まず正規雇用が少ない。

賃金が低い

年齢で使い捨てている

 

販売員さんはブランドの顔です。なので勿論適当な仕事しかしない人は賃金上げる必要も、上がるわけもないですし。適当な人は早々にやめてほしいですよね。

けども、その人たちがブランドの商品・お店の商品を売ろうと 頑張りたくなる条件は揃ってますかね??

月収20万以下。新作がでれば、それを買って店頭に立たないといけない。バイヤーなどステップアップできるかや昇給も基準が明確でない。

ある程度年齢を重ねたら、自然に辞めてほしいから正規雇用はなかなかしない。

 

改善してあげて欲しいところです。

実際ユニクロさんなんかは早くから正規雇用を増やしてますよね。

ミナペルホネンさんなんかは高齢でも販売員さんが居られます。

TOKYOBASEさんなんかは売れる販売員さんは、わかりやすく昇給制度もあります。

変えれるはずです。

儲からないから変えることができない、ならメーカーさんは販売員さんのモチベーションがあがる制度を考えてあげてください。

それだけでも売上は変化しますよ。

 

 

つぎに縫製現場に人が来ない。特に日本人の職人さんが増えない。

縫製現場の問題

これもまた賃金低すぎです。社員も雇えない、工賃の低さにあわせて人件費も増やせない。これじゃ人も来ません。なので日本の現場は、縫製職人さんは高齢化してますし、外国の労働者に頼っているところが多数です。

ここは前に記載したこともありますが

※縫製のレベルや技術は一定ラインを超えてる前提

工賃の算出の仕方を間違えてます。

 

具体的に言いますと、もっと工賃にコストを割けるのに、それが出来ないような物の作る流れで仕事してるのです。

まず

モノを作るときは上代から決めない。

他と同じようなものばかり作らない。

簡単に返品してしまえるような無駄な量を作らない。

セール前提の生産で量作っては、最後にバッタ屋行きとか、ブランドとしてどう考えてるんだとしか思えないですよ??プライドないんすか。

 

これだけではないですが少なくともこれくらいは改善しないと、縫製してくれる工場は無くなります。

 

現場に経営者さんは、無理に安いものを作らないといけない状況を、一時はしんどいかもしれませんが、なくしてほしい。

それを受けてしまうことが値崩れの元です。

技術は安売りするものじゃないです。あとは自分から自社の技術を発信していきましょう。

 

昔はインターネットもないので、縫製現場を知っている振り屋が、かなり儲けてます。ありえないくらい楽にね。

でもいまは誰でも繋がれる時代です。そんな振り屋は必要ない。

メーカーさんと直接のやりとりは、大変ですし手間も多いかもしれません。けど信用を獲れば、帰ってくるものが必ずあるので!

 

またいろいろ書きすぎました。笑

では、また。