ひろいの徒然ブログ

アパレル生産管理自営の日々や子育て

生産側から見るアパレルの現状(メーカーさんへ編)

余談です。

とりあえず写真はオリジナルの服です。笑

なんか載せておこうと載せただけです。

 

数日開きましたがブログなので、余裕がないときや

プライベートが立て込んでる時に書いても纏まらなそうなので、時間あけてました。

 

さてさて表題の件です。

 

現場から見える今の現状ですが、まあ景気が悪い悪いとは言われている業界なので不景気などは割愛。

 

現場としてメーカーさんへ営業もかけているので、良くわかります。

そこで。メーカーさん見てたら考え方すこし修正したほうがいいと思うこと書いておきます。

 

①工場から営業があった時の対応

まず今後の国内の生産力を考えて、日本製に拘っていきたいなら、少量でも仕事をだして押さえるべき。サンプル依頼でもいいと思いますね。

『じゃあまずサンプル依頼してみますので』て言われたら

このメーカーさんいいメーカーさんだな。と思います。

※あまりに資金力なくて生産できない状況は別。

現状現場は高齢化や、職人不足。優秀な研修生不足(中国の研修生を確保できているならかなり良い方です)となっています。良く聞くのが

A『いまは間に合ってるので』

B『まずはサンプル送ってもらっていいですか?』

C『どのメーカーさんの仕事してますか』

このあたりのセリフがでたら、こちらは営業かける気は無くなります。

理由

A.逆です。工場の方が仕事は溢れてます。工場は絶対数が決まってますし増えません。

今間に合っている現場が、あなたの服を縫うことでしっかり利益をお互いに確保できているか 確認してみてください。きつそうなら現場はその代表さんの代で基本仕事やめます。そしてきついってことは他社より安く受けてくれているハズです。なのでそこなくなったら今後 あなたの商品は上代UPせざるを得なくなるか、作る拠点をどうにかしないと奔走するか。です。

逆に現場さんがしっかり利益とれている(設備なども定期的に改修しているのが証明になりますね)なら

『いまはがっちり組んでいる現場さんがあるので、出せても新作などの少量からになります』

て答えが営業かけた時に返ってきます(体験談)

 

B.これもよく聞きます。ですが、サンプルを現場に要望する意味はなんでしょうか。もちろんクオリティを見たい。というのは理解はできますが、基本的には工場はメーカーさんの依頼をうけて生産をするのでサンプルは他社の生産でのB品残りとかになりますし。他社の商品を送らせるのは、今後自社の商品も送られるようになります。

送らせるまでもなく、

『〇〇や〇〇できますか?』

で良くないですかね。クオリティは自社のサンプルを依頼や縫わせる時に確認できるものです。そこで初めて確認が取れます。

 

C.これもよく聞きます。これはABと比べるとわかりやすく、鋭い質問です。どこの仕事をしてるかわかれば大枠のクオリティはわかりますしね。

ですが、どことやってようが関係はないです。

『うちは〇〇くらいのクオリティを求めますが対応できますか?シャツで〇〇くらいの工賃基準ですが』

て聞けばわかる話です。

 

ここらのことを聞くと。あんまり良いメーカーさんじゃないか。今後対応しないほうが良いかもなー、て思ってしまいます。

 

 

基本的に営業をかけてくる工場や生産管理の人は

飛び込みで来る場合はおそらく若い人がいますし

今後すぐに仕事を辞めるような現場ではないはずです。

飛び込んで営業をかけてきているので、逆に考えればメーカーさんの希望がある意味通りやすいチャンスです

 

 

実際営業をかけてみて

感じたことなので、かなりリアルな感覚だと思います。

 

もちろんメーカーさん側にもしっかりと手を組んでいる現場さんが十分ある場合は、新規の工場を増やすメリットは少ない、または無いですが。

今一度、メーカーさんは自社の背景を確認してみてはどうか

と思います。

 

 

現状 工場は増えない

現状 メーカーはまだ増える

これが基本かと思います。よ。

 

では今回はこのへんで。

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