ひろいの徒然ブログ

アパレル生産管理自営の日々や子育て

【服を仕事として起業は難しい?】お仕事の徒然

おはこん失礼

ひろいです。いま工場とブランドの両立でひいひい言ってますが

お陰さまで、より見えたことがあるので

服などの商品をオリジナルで売っていくことを生業にしたい人にむけて、一通り書いておきます。基礎の基礎。

 

表題の答えは

起業は難しくなく、仕事として利益をしっかり出して継続することは難しい。

だと考えてます。

 

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はじめに

これは成功のノウハウではなく、これらのことを知っておけばスタートラインに立てます

というレベルのお話です。なにから始めたらいいのよ?という人におすすめする内容で、その個別の深堀は希望があればお伝えしていきます。

ではオリジナル商品を作り・販売 それをするために必要なもの

 

1.アイディア(デザイン)

2.1を縫える形にしたパターン・指示書

3.生地・資材類

4.縫製や裁断・まとめ・プレス仕上げ

5.商品の売り場

 

これだけです。これを全部行い、手配できるようになれば服のブランドを立ち上げることは可能です。

※登記や店の届出などは当然のこととして自身で調べてください

 

ひとつずつ簡単に説明します。

 

1.アイディア・デザイン

これはブランドの館骨の一つです。できるだけ自分自身で考えて、コンセプトやテーマ・服のデザインまではやるほうが良いです。大きなブランドになればいろんなコンセプトごとにブランドを枝分かれさせることもあり、それぞれにデザイナーが違うことも多々ありますが立ち上げ時点は本人の分身を世に出す事と考えて、自身で考え抜く方が良いです(失敗しても納得もしやすいですよね)

絵は正直 学校出てなくても 下手くそでも良いです(うまく書けるに越したことはありません)。下手でも具体的なイメージを説明出来ることが可能なら問題にはならないです

2.1を縫える形にしたパターン・指示書

こちらは自分自身でできれば大幅な初期コストの削減になります
ですが自身で出来ないから無理だ。とは思わなくても良いです。

世の中にはパタンナーさんというパターン作成を専門にされてる方がおられます。

もちろん安くはありませんが、自分で数日以上かけて作る時間的なコストを考えれば安いです。

そこはできない場合は依頼して作成してしまいましょう。大事なのは1でお伝えしたイメージです。デザイン・サイズ感それらをそのパタンナーさんに伝え共同で作り上げれば良いんです。

 過去記事で参考になれば。

www.hiroitoshoten.work

3.生地・資材類

これは手配の際に多くの方法が存在します。

コストを抑えるには、生地のメーカーさんと取引を出来るようにして、生地を最低1巻(1反とも言います)単位で購入することが良いのですが

1巻は(生地によりますが)50mにもなります。これを商品で使い切るには、それなりの数量を生産しないといけませんし初っ端から在庫リスクを負うのは宜しくないです。

 まずは小売店さんやインターネットで販売しているお店で必要分だけ購入して制作に取り掛かるのが良いです。

 または捨てられるような生地を持っている方に頼んで譲ってもらう。この方法は結構専門学生さんなどは工場さんから対応いただいている方も多いはずです。

 資材も同様で 分かりやすい例としてファスナーなんかがあります。これはYKKさんが有名ですが、そこから直接はなかなか大手なので個人では難しいです。

なので街の小売問屋さんやネットショップでこれらも手配できます。

4.縫製・裁断・まとめや仕上げ

これは全部自分でやれる人はかなり少ないと思いますので、基本的には縫ってくれる先を探しましょう。それが早いです(もちろん縫える人は縫うほうがお金は安く済みますが時間はかかります)。

工場となると中々個人でのスタート時は対応してくださるところは少ないですが、現金前払いなどであれば対応くださるところもありますし、いまはネットで

縫製依頼をしたい人と 縫える側のマッチングサービスも数多くあります。

まずはそういった方法で小さく初めて、色々知識や実績ができてから工場さんへ直接足を運んで依頼していくのが良いと思います。

5.商品の売り場

これも様々です。ですがいきなり都心や繁華街などの店舗をかりてショップをやろうっということは止めておくほうが無難です。店舗の賃料はバカみたいに高く、いくら売っても家賃払うだけで赤字になるのが目に見えてます。

まずスタート時のおすすめは、ネットでの販売。イベントでの出店(フリマではないです)。何かがおすすめです。どちらも手数料や出店費用は掛かりますが百貨店でのポップアップほどは掛かりません。

ネットであればネット環境があればできます。どうしても対面で販売したいならイベントで反応やサイズ感・素材感を確認してもらい生の声を聞くのもありです。

あとは商用としても使用して良いマンションやアパートのようなひと部屋で、事務所兼ショップなんていうのは低コストでスタートできます。

とにかく最初は固定経費を低く、自身の認知度を上げること・商品自体の様々なクオリティを高めることに尽力の方が大切です。

 

 

どうでしょうか。

そんなにオリジナルブランドを生産して販売する。

それ自体はそこまで難しくありませんし、調べることや行動することの時間・労力を厭わなければ実現は低コストで可能です。

(既存のボディにプリント入れるだけなら、多くの会社が個人も対応してます)

 

あとは僕自身も常の課題ですが

いかに売れるようにするか。

 

これに関しては明確な正解はないと思います。常に考え・悩み・失敗しては、試す。

トライ&エラーの繰り返しってやつですね。

最初から売れるようなブランドは希です。それが継続して売れ続けるとなると天文学的な数値で低い確率だと思います。

ですがそれはどんな仕事をしても同じこと。服で ファッションで起業するのであれば

まだほかの業界と比べて低コストでは始められます。

(ある程度のお金は必要ですから、そこは頑張って貯めましょう、安易に投資してもらおうとか借金しないこと。失敗したら信用なくします)

 

それがお伝えできたのなら 書いた価値があります。

ではまた。