おはこん失礼!ひろいです。
ファッション業界もサステナブルの波が来ておりますね。
サステナビリティに関する記事も書いてますのでよければそちらも覗いてくださいませ
まあ一言に無駄なくして行こうぜと言いましても、イメージ沸かないことがほとんどだと思うので今回はあるアイテムが出来上がるまでの物語を完結に書きます。
これを見て
『ああ、服は大事にしないとな』
と感じてくれる人が一人でも増えればとても嬉しいです。
今回例に出すのは
ウールセーターが出来るまで
詳細は買い込み過ぎるとわけわからんくなるので簡単に書いていきますね。
※ちなみにウールは羊毛です。毛だとアルパカとか羊以外のものを指したりします。
①まず羊さんが必要です。ウールは羊毛なので羊さんの毛を刈り取らねばなりません。羊の種類も沢山あります。そして羊を育てる方も必要ですね。
②刈り取られた羊毛を洗います。汚れてますし匂いもなかなかのもんですからね。洗う業者さんが洗います。
③洗ったあと基本は染めます。染屋さんの出番ですね
④染まった糸を紡ぎます。毛糸にしていくわけですね。紡績です。ここも業者さんがおりますね。これで一番元になる糸の完成です
⑤編み作業です。手編みもあれば、機械で編む場合も当然あります。イングランドのアランニットなど手編みで有名ですね。ヴィンテージでも人気の商品です。
ホールガーメントという縫製をいれない編み方もありますが、基本はパーツで編んでから組み立てるが一般的です。この⑤番は職人さんの出番ですね。ちなみにニットのパーツを組む作業をリンキングといいます。
⑥形になったものを糸始末して、編んだままだとほつれる編み終わり部分などを手作業で絡ませていきます。これまた職人作業です
⑦洗います。制作時についた汚れ等を落とします。ウールは縮みますので その縮率を考えてもともと制作されています。サンプル作成の際のデータをもとにきっちり考えられています。
⑧縫製作業でブランドネームなどをつけていきます。
⑨検品します。糸抜けがないか 汚れがないかなどなど人の目で見ていきます。
⑩アイロン仕上げをします。風合いを生かした仕上げをするには職人さんの技が必要です
⑪検針します。最後のこのタイミング以外でも針を使った工程のあとは基本的に行います。安全を何度も確認するわけです。
⑫ようやく出荷されます。これでみなさんの手元にセーターが届きます!
何が言いたいかというと たった一つのセーターという洋服が手元に届くまでに多くの人の手を介しているということや動物などの自然の恩恵があって初めてそこにその服は存在しているということです。
古くなったからいらないや捨てよう。ではなくて
商品の物語にまで思いを馳せて、修理して着ようかなとか 誰かに譲ろうかな
とかのサステナブルな考えを持って頂ければ嬉しく思います。
簡単な説明で至らぬところもあるかと思いますが参考までに。
それではまた。