ひろいの徒然ブログ

アパレル生産管理自営の日々や子育て

【アパレルで起業 メーカー編】お仕事の徒然

おはこん失礼。ひろいです。

 

前回上げた【アパレルで起業 ムズイです】からの続きで

メーカーになるとはどういうことをしていくのかを

ざっとですが話します。

 

アパレルメーカーとは

ブランドを作り出し 製造して 販売するところ

です。ワールドさんやオンワードさんなどなど大手は有名です。

 

 

メーカーで起業してなにをするか。

1ブランドを作る

2商品をつくる

3買い手を探す 

ざっとこれを繰り返します。

具体的に突っ込んで書きます。

 

1ブランドをつくる

会社としてのブランド名をつくります。登記も必要です。

作っていく商品のラインナップ・テーマ・価格帯・ターゲットなどを細かく決めていきます。

この段階では別にお金は事務所や光熱費・備品くらいで大きな出費はないです。

 

2商品をつくる

ここからが本番です。ブランドをつくる時に決めたものを具現化していきます。

起業する方にどのスキルがあるかで、必要なものが変わってきますが

仮に

【デザインはできる】人とします。

・デザインを縫えるものにするパタンナーが必要です(外部委託や縫製現場のスタッフでもおられます。)

・服の素材選びがあります。(生地のメーカーや小売店、シャツならボタンや芯などブランドネームや洗濯表示タグも)

・縫製できる現場が必要です。(工場や内職さんなど)

これらを自身の販売していくルートや、商品の売値、ターゲット、確保すべき利益などを踏まえて 準備・調達・依頼していきます。

そうすれば商品は出来上がりです。

ここでかなりの出費があります。

※ピンキリですがパターンは1デザインで10万くらい。生地はシャツ用でも600円/mくらいは最低かかり、ほかにボタンや付属するものもかかりますよね。縫製費用も数量しだいで変わりますが少量生産は当然割高です。

 

3買い手を探す

個人に向けてネットなどで販売する場合を除いて

基本は小売店さんなどに営業をかけていくことになります。

・商品サンプルを持ち歩き、全国行脚をする

・HPやブログで宣伝する

・雑誌などに売り込む

・PR専門にしている会社に頼む

・展示会に出品する

多いのは展示会と営業をまずは行って、受注数のみを生産していく方法です。その際少量しか受注取れないと、予定していた発注数にならずに、縫製現場や材料などでコストがUPになりことも多々あります。

 

 

これらの流れを季節にあわせて行い、年間を通して自身のブランドを販売していくのがアパレルメーカーになる。

ということです。細かくはもっとありますが大枠ではこのような流れです。

 

簡単ではないですね。笑

 

まず小売店から受注がとれても、先に製造に関わるお金は必要で、小売店に納品してから自社へ振込があるのもタイムラグが発生します。

なのでメーカーをやろうとする場合は、そこそこの資金の準備と、継続して商品を発信する粘り強さは必須になります。よほどでないといきなり売れることはありませんので。。。

 

芸能人の人なんかがブランドを作るのは、スタートラインで自分自身の認知度が高く、そこそこの数は見込めるから。ということも追記しておきます。

 

 

少しでも参考になれば これ幸いです。

 

 

では、また。