おはこん失礼ひろいです。
花粉に苦しまれている方も多数おられるような気がしますが、それでも今日も明日もやって来る。来るなら頑張るしかないでしょうよ
ってことで今回は工場の生産管理をしています私の決めたことを
スタートラインの証にブログとして書き残します。
まず、Twitterやブログをはじめたきっかけがあります。
・工場の底辺扱いをどうにかしたい
・工場とメーカー・生地のサプライヤーの相互理解を作りたい
・アナログな工場の発信源になりたい
・現状のアパレルでの無駄(物質的・精神的)を減らしたい
ほかもありますが大きなことでこのあたり。これらを改善していけば高齢化して先につながる希望の薄い縫製業も若い人が継続できるようになり、ムダがなくなれば社会貢献にもなって工場としての価値が高まる
工場とメーカー、生地などの材料屋が相互に情報を共有し合えば、バカみたいな低単価や納期遅れも
ある程度は事前に防げるようになる。クオリティも安定する。
これらを発信できれば若い人にも業界は川上から川下まで面白くて、がんばれば稼ぐことも可能な業界だと知ってもらえる。
言うは易しです。
実際にいま上げたことで行動していることはTwitterやブログで情報を少しお伝えできた程度に過ぎません。資金力をもっている大会社でもなければ、影響力のある芸能人でもない。
正直ちっぽけな一個人です。そんな僕が〇〇しないとダメだ!と叫んでも届く範囲は狭いし業界全体を変えるなんてことはそんな簡単なもんじゃあないです。
では何ができるのか。
僕は工場にいます。かつ生産管理をして下請けさんの現場さんもいます。
Twitter含めネットでの発信はプロではありませんが、少しだけできます。
手元にはコレクションしてきたヴィンテージ服、余っている生地や材料。
製品や生地を染めたり加工できる現場さん。
過去社員でやってきた営業することを嫌がらないスタイル。
自営なので時間や方法にとらわれないで働ける状況
※ただし子供が1歳なので時間と移動の限界はある
考えればそこそこあります。大きく業界を変化させることができる材料ではないですが、何かを始めることはできる環境には居ます。
恵まれていると思ってちょうどいいとすら思う。
これだけ手元に有る中で、まずできることとして
洋服のリビルド
これをやります。
理由はシンプルで、
現場で作業が完結する(移動などの経費がいらない)
余ってるもので作ることができる(材料費が実質0・過去の私物などの購入費用はあるにせよ)
仕事になれば工場の閑散期でも対応できる(機会ロスを減らす)
一点ものなので他で同じものが出ない(センスはさておき)
卸を考えず手売りする量でセーブする(在庫リスクをすくなく、工賃を最大限現場に還元)
ただ当然リメイクなど他社でもやってきていることです。
正直いまのアパレルの工場はファクトリーブランドを作って前面に出てきていますし
その工場直売スタイルは、ブランドなどからすれば【そうじゃない感】が漂っていると指摘されるものが多いのも事実です。
『直売するからやすくて国産のものが手に入るよ』
では野菜とかじゃないんで。てなります。服なんで。
ブランドさんが作り出す服は 商品であり作品でもあると思ってます(ただし量販するためだけのものは商品としか見てません)。それはデザイナーやパタンナーがこだわり、付加価値をつけ、市場になにかを与えようと考え抜いたものがあって、服はそうやってだれかの心を打つからこそ、高くても欲しいと思えるものになるのだと信じています。
なのでここから先はあくまで自身の脳みその出来と、これから出会う多くの方々の助けを頂きながらになります…。
僕はデザイナーでもなくマーケティングを得意としてるわけでもない。
あくまで良いと思った方法で、無駄をなくして まずは現場の環境を良くしたい。
身の回りの一番身近なところからのスタートしか出来ません。それも自分の経験からきたセンスのみです。
ただ1点ものをまずは売っていくのなら、だれか一人に伝わるモノを作ればいい…
なにか変化を起こすきっかけになると信じて
行動もしないままでデスクにはりついていたり、毎日の作業をこなしていても
とくに変化は起きない。
これだけは確かなんです。
これは僕みたいなモノづくり側だけでなく、誰でもそうです。意識高いことや啓蒙を発信していても行動が伴っていないと説得力も、渦や、動きは起こせない。それは絶対なんです。
ここから試行錯誤して新しい価値を、現場の人間がなんかおもしろいことやってんな。
と言われるようなものを。そこから業界の変化に少しでも貢献できれば嬉しい。
わくわくやどきどきをもたらしてくれる物の一つに 洋服があると認識してもらい、関わる人はそれを作り出すチームなんだと再認識できるようにしよう。
Twitterなどでご意見いただけるととても喜びます。
進捗は随時なんらかの方法で発信いたします。
ではまた…!