おはこん失礼。ひろいです。
ちょっと最近繁忙期の流れで変なこという人が多いので、ちょっと簡単なブログになりますが表題の衣類の商品納品方法について書いてみます。
いつも変なこというのは悪い振り屋さんなんだよなあ…倒産しろ(真顔)て思う内容も結構あるのですが、まあ、自然に請け負う工場さんもいなくなるでしょう。時間の問題です。
まず衣類を仕上げる際に必要なもの。現場で対応する場合です。
・アイロン(プレス機)
・梱包するもの(ダンボール等)
・個別包装するもの(PP袋やハンガーカバー・ハンガー)
・検品表・検針表
・糸きり鋏
最低限これだけは準備しておきます。
あと前提として本来は仕上げに関してはメーカー・工場と別のプレス専門店を使用することをおすすめします。第三者が仕上げ・検品をすることでチェックに主観が入りづらくなります。
ですが現実問題で、このプレス費用を工場で済ませれば安く済む(工賃に含めれる)と思っているメーカーや振り屋さんが多く、その場合は仕上げのクオリティを求めるのは筋違いだと思っていることは僕個人としてはっきり言っておきます。(もちろん手を抜くという意味ではないですが、餅は餅屋です)
現場でも大手の工場はプレス専門の部署がある場合もありますので、そういう現場を使用されている場合は別ですけどね。
まず納品形態は大まかに分けて2つです。
①袋入れ(平畳み仕上げ)
②ハンガー納品(ハンガーに吊っている状態)
この二つを説明します。
①袋入れ仕上げ
その名のとおり袋に入れて仕上げます。メーカーさんによっては商品の間に紙をはさんで型崩れを防ぐ場合や、シャツの襟にカラーをいれてしっかりしたシャツに仕上げる場合もあります。
・メリット
箱に多く入れることのできる場合は 運賃の節約になる
お客様のほうでも省スペースできる
・デメリット
ダンボールや箱が残る
畳まれているのでどうしてもシワや型崩れがおきる
底の方が取り出しづらい
②ハンガー仕上げ
その名のとおりハンガーに吊るした状態で納品されます。運送方法も特殊な運送便を使用します
こちらにハンガー便の記載もあります。
・メリット
吊るしたままなので、変なシワ等が入りづらい
そのまま店頭のハンガーラックにかけることができる
・デメリット
場所をとる
生地によっては商品の丈が伸びる
①②を比べると運送便の都合上ハンガー対応の方がコストがかかる傾向になります。
あと袋やハンガーなど②の方が仕上げに必要な資材が多く、かつ高いです。
ただ先に書いた内容ですが、商品が手元に届く際に 変なシワが出ては困るという場合はハンガー仕上げを指定しましょう。タタミでOKと連絡を受けて仕上げたら
「首周りに変なシワがあります」
と言われても。そりゃ畳んでるのでなにかしらシワは入りますよ。
あとメーカーさんはできることなら指定のプレス工場を持つ方がいいです。
商品の面構えは仕上げでも大きく変化します。
いつも同じプレス屋さんを利用すると、ブランドの欲しい仕上げ具合を徐々に理解してもらえるようになるので、のとのち商品クオリティに現れます。
最後に仕上げの材料(袋・ハンガー類)はタダではありません。その分も工場で仕上げる際はコストとして別でかかっているということは 当たり前ですが意識をお願いしたいです。よくお任せしますと言われて、あとから変更してくださいと戻ってくる商品がありますが、指定があるなら材料を支給するところからやり直してください。
短めですが 仕上げの大まかな方法についてでした
ではまた。