ひろいの徒然ブログ

アパレル生産管理自営の日々や子育て

【アパレルの現場からみる ブランド力 考察】お仕事の徒然

おはこん失礼。ひろいです。

今朝も子供ちゃんと遊び倒して仕事に来ました。

 

今回はまじめなお話

【ブランド力】

 

についてを考察(難しく言ってみましたが、個人的見解です)します。それをアパレルという面もまじえて見ていくお話。

いまフリーランスや起業を促す人や 番組(ユーチューブやTwitterSNSでも)が多数あります。若い人やちょっとサラリー生活に疲れている方には魅力的に映ることでしょう。。。

ですが、そういう人や番組の中には あくまでフリーになりたい人を食物にしようとしている人が多くいることを覚えておいてください。

※全てがそうではないのは勿論のことです

ネットサロンや教室などなど、価値があるかどうかをしっかり見極めましょう。

基本的にこういうものは当たり前に 開催している主催者側が儲かるようにできてます。当たり前です。そこで学びや気づきを継続して出してくれてそれを実践する行動力があり、上手くいかない・合わないならすぐ辞める程度でスタートしましょう。

 

アパレルの生産でいうと安易に突発的な大量発注や、高単価なものに手をださないことです。

基本的にうまい話には裏があります。ビジネスは信頼のもとに成り立つものなのですので、突発的なもので 極端に数量のあるものは国内では原価割れするものや、高単価のものはどの現場も対応できないくらいの難易度で結果損をするなどが多いです。

長く付き合いを続けていって はじめて良い話も出てくるのが普通です。

 

余談でした。

 

では本題、ブランド力とはなんなのか。

僕個人の定義として服としては

・ブランド(デザイナー)としての個性のあるもの

つまり発想自体が個性をもっているもの。ファンがつくものです。

・作り手のこだわりや苦労の見えるもの

つまり手間暇が掛かっているもの

・古くなっても価値の残るもの

つまり生産量の稀少性や、普遍的な魅力があるもの。服に関しては修理も対応してくれるブランドさんは信頼度高いです。

知名度

つまりいかに多くの人がそれを知っているか。

 

 

このあたりがぱっと思いつきます。当然こういうものはこだわりがあるものや、量産しづらい工程を持っていたり、少量なのでそもそも生産工場が対応してくれないなどで、コスト面も結構高くつくので 販売の価格は高くなります。

稀少性という面においては、有名ブランドに成長して数も生産できるようになることを考えると

・シーズンで限定数量のもの

・過去人気が出る前のデザイン

などがあります。

 

これらすべてを兼ね添えているものは、相当レアパターンです。

が、ありますよね。

たとえば リーバイス501 古着がヴィンテージとなり 稀少性から状態のいい物はかなり高価なものになりました。メイドインアメリカであることも付加価値をつけます。いまやブランド名知らない人も少ないです。手作業も多かった時代のものは希少です。

逆に現行の501は中国生産などで廉価に大量に作られていますよね。

そういうものには古くなったら捨てられるだけで価値は基本ないと思います。

 

人で表すと芸能人なんかはわかりやすいです。

・人として個性があり

・成長の過程があり そこに実力があり

・年を経ても 経験値からの魅力や立ち回りも身につけており、その人にしかない魅力の稀少性がある

・露出も多く、メディアではよくみるが、普段会うことはほぼない

これはブランド力のある人です。若いうちだけ見た目で売れて、数年立つと引退している。なんてパターンは 古くなって価値が出せなくなっている ので当然ブランド力は薄れたことで 市場価値がなくなった

ということですね。

 

ブランド力は人自身が持つことができる武器で、それを確立できればものすごい強みになります。

 

フリーランスYOUTUBEやブログで飯食っていこうと考えている人は

このブランド力をよく考えて見てください。

余程のことでないかぎり 突発的に ブランド力は付きませんし生まれもしません。

インフルエンサーなんてものは努力の末に獲得できる称号です。

ブランド力は 経験と努力の継続 こだわりを持ち続け 世に発信することをやめず 評価されるまで諦めなかったモノ・ヒトにこそ宿るのだということを片隅に置いてほしい。

それを諦めずに身につける努力を続けていきたいものです。

失敗も経験値。ですぞ。

 

僕のような生産に回っている人間としても、ブランド力を作るためのお手伝いを惜しまずしていきたいと思います。

 

 

 

ではまた。