おはこん失礼。ひろいです。
今回は表題のテーマです。これは自分で服を作ると決めた際に
はじめて(かじってはいましたが)強く意識したことです。
内容は服を作りたい人、作っている人がどこを目指しているか
目指しているものややりたい事で、その行動は大きく変わります。これから書く事は最適解ではありません。
あくまで現時点の僕の知識だと思ってください。また良い話聞けたらリライトもかけていきます。
まず服をオリジナルでブランドを作ることについてですが
この時点で何をしたくて作るのか。と考える人と関係ない人に分かれます。
①趣味として作る
②自己表現として作る
③商売として作る
④自己表現かつ商売
他もあると思いますが、大きく分けてみました。各々考察します。
①趣味として作る
これは手芸の内容などになります。自分のものや家族・友人のものを作ったりして実際に使う。使ってもらう。作ることがすきなので苦でもなくやれる。
わかりやすい例だと、彼氏のプレゼントにマフラー編んでプレゼント。
こんな感じ
②自己表現として作る
アーティストといえばわかり易いでしょうか。それ自体を売るつもりではなく、作品として世に出したい。自分の中のモノを具現化したらこうなる。見てくれ!
て感じです。売るとか売りたいとかではないのが根底にはあるかもしれませんが、活動を続けるためには売りますよね。ただ服としての商品価値でなく、作品価値。
いえば絵画のようなもの こんな感じ
本人自身が価値のある人になるほど、作品価値も高まりますね。死んでから価値が出るとかもあります。時代に合う合わないもありますが、作品なのでそういう場合もあるでしょう。すべて1点ものが多いです
③商売として作る(つまり売るです)
これはいわゆる量産するということを前提になります。あくまで売れるものを作っていく。世の中の流行や、売り方、コスト、見せ方、宣伝。全部を計算して進めていくようになります。
あたりまえに商売なので、売れなければ意味がありません。作品ではなく売ることが目的なのでデザイナーは存在しますが、売れるデザインを前提条件に考えないといけなくなります。そこに少しのアクセントで他社との差をつけていく。
売れないと意味がない これが全てです。
④自己表現かつ商売
②と③のハイブリッドですね。全てと言わないですがコレクションブランドの多くはここかもしれません。デザイナーを筆頭にそのデザインを売るためにチームや個人が全力を尽くしていく。量産とまではいかない数量(デザイン的にも量産に向かない)を生産販売していく。個性的なものも多いですね。生産できる現場も限定されるでしょう。
パリやミラノ、東京もあります。ランウェイをトップモデルさんがその服を着て、服を魅せる。華やかに見えるアパレルの光に見えるのはここかな
というイメージです。
4つ出してみました。ほかにも当然あると思います。
これだけでもやること、だいぶと変わってきます。
たとえば①の趣味であれば個人で完結します。②の作品であれば、個人で制作は完結することが多いと思いますが(チームやゴーストもいるかもですけど)展示会や作品展などの発表の場は用意しないといけませんよね。
③になってくれば生産できる工場・材料の手配・数を動かすことが前提になるので一人では限界もあるのでスタッフ(経理・管理・パターン・デザイン・配送)も集めないといけません。商売に乗せるために 展示会 受注会 営業活動 店舗運営 PR会社の協力 CMや雑誌・媒体での広告 目指す規模によってかなりの行動が必要です。
④であれば③と同じようなものが必要ですよね。規模は少し小さくなるでしょうが(お大御所は同等です)よりレベルや感性の高い人材が必要です。工場も限られてくると思いますしね。
あとは個人で小さく全工程一人で行う方もいます。その場合はいろいろな方法が考えられますね。ただ個人の限界は思っているより小さくまとまることしかできません。
これらを本業とは別に副業的にされる方も今後増えてくるかもしれません。
その際にご自身がどこを目指しているかの参考にしてみてください。
それによって準備する人材・モノ・場所・方法 大きく変わります。目標は具体的に把握しておくほうが良いです。
あとこれは最近よくおもうことを最後に
なにかを始めるとき、各分野のプロフェッショナルの知り合いが多く身の回りにいてくれるように頑張ってみてください。はっきり言って一人の限界はすぐきます。
そして各分野のプロの人はレベルが全然ちがいます。相談や場合によっては協力をしてもらえる人がスタート時にどれだけ周りにいるか。これでスタートダッシュが大きく変わると思います。販売のプロは全然ちがいますよ…
僕はいつももっと若い頃から人とのつながりを多く作っておくべきだったと思い返します。
いまの時代はネットも発達しています。ゲームや遊びにも便利なものですが人とつながりやすいツールがこれだけ身近になっているのはとても恵まれています。これから始める若い人もいらっしゃるのであれば、ぜひ意識してみてください。
ではまた。